昔は、セラピストは3年経験して一人前と言われていたので、前の職場で3年間やって「新天地で自分の力を試したい」と転職しました。最初に任されたのでは、回復期リハビリテーション病棟と介護療養病棟です。特に回復期リハは制度的に歴史が浅く、看護もリハも試行錯誤が続きましたが、みんなで「リハビリがしっかりできる病院にしよう」と張り切っていましたね。
友愛病院から桜十字福岡病院に変わったことで、病院も自分自身も大きく変化しました。この頃、主任となりリハビリ部門全体を見る立場になりました。「頑張っていけば、見てくれている人がいる」と純粋にうれしかったですし、励みになりました。桜十字では毎年、職員の頑張りを評価する表彰制度があるのですが、その中の「年間MVP賞」をもらったのも、ちょうどこの時ですかね。しっかり評価する仕組みがあるのは桜十字の特長だと思います。
2016年11月に老健の責任者になり、自分の役割はガラリと変わりました。セラピストではなくなるという寂しさよりも、「期待に応えたい」という気持ちが強かったですね。現場にいたからこその経験を活かせる、活かしたいと思いました。桜十字福岡は、専門職の役割だけではなく、「さらに職域を拡げられるチャンスがある」ところです。桜十字には、自分が主体的になり気概を持てば、どんどんチャンスが与えられる文化があります。
「成功する最大の秘訣は成功するまでやり続けること」
子どもの頃の恩師の言葉ですが、この言葉を実践していきたいです。
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