「病院が新しくなります。一緒に病院をつくっていきませんか―?」と募集があったので、やってみたい!とここに来ました。「頑張っている人が評価されるような組織にしたい!」「すごい病院をつくりたい!」…。想いはたくさんありましたが、まずやれることから始めようと取り組んだのが、スタッフ教育です。理学療法士としての考え方、成果をきちんと出すにはどうすればよいかなど、徹底的に指導しました。当時のメンバーは今もほぼ残っていて、主任やリーダーなど現場の核となり活躍しているのが嬉しいですね。
病院が渡辺通に移転し、介護老人保健施設等を併設した「桜十字メディカルスクエア」が完成したのが2013年7月です。新しい病院づくりに胸を膨らませました。セラピストの人数もどんどん増えてきて、当時は理学療法士マネジャーとして管理業務もしていたので、“桜十字のリハビリ”を世の中に広めたいと意気込んでいたのですが、その時期はちょっと壁にぶち当たってもいましたね。セラピストにはPT、OT、STがいるのですが、それぞれの視点が違うので、ものの伝え方が難しかった。マネジャーの時は何もできなかった気がします。
ただ、主任になり、さらに科長になってからは「頑張っている人が評価される組織」づくりに着手し、評価の仕組みの見える化を図りました。今、リハビリ部は総勢約140名の大きな組織になり、年間50題を様々な学会で発表しています。2019年には、リハビリテーションアプローチの新しい価値を創生することを目的とした「桜十字先端リハビリテーションセンター」も立ち上げました。
まだまだ、夢の途上ですが、桜十字に入ったら成長できる、自分の働いている病院を誇りに思える「すごい病院」を目指したいです。
© 2020 Sakurajyuji Fukuoka Hospital.