私が所属している地域包括ケア病棟は、主に急性期治療を終えられた患者さまが入院される病棟です。入院期間が最大2ヶ月間と決まっているので、患者さまが退院後もその方らしい生活を行えるようにリハビリでADLを獲得するだけでなく、患者さまのQOLの向上にも力を入れています。患者さまやご家族と密にコミュニケーションをとることで心身ともに状態を把握し、多職種で連携しながらリハビリや治療に専念していただき、安心してご自宅に退院できるよう支援しています。
看護師が安全で質の高い看護を提供できるよう、病棟では「PNS:パートナーシップ・ナーシング・システム看護方式」を取り入れています。2人1組でラウンドするので、新人の時は先輩と一緒にラウンドしながら質問や相談がしやすく、安心して学べました。病棟スタッフ全員で協力して患者さまを支えているため、職種関係なくとても雰囲気のいい職場です。
訪問看護の看護師として働く父の影響です。幼い頃から父に仕事の話を聞いたり、職場のお祭りに参加させてもらい父の働く姿を見たり、実際にバイタル測定をさせてもらったりしているうちに自然と看護師という職業に興味を持ちました。急性期病院での勤務も考えたのですが、父のように患者さまとしっかり向き合った看護が提供できる環境で働きたいと思い、教育面が充実している桜十字福岡病院での就職を決めました。
看護師として患者さまに病棟の特色を活かしたより良い看護を提供するために、先輩方から沢山学び、成長し続けていきたいです。また、様々な支援ができるようにケアマネジャーの資格取得を目指したいと考えています。患者さまやご家族さまから頼りにされる、一人前の看護師になれるようがんばります。
4階病棟は入退院が多い病棟です。2カ月間という限られた入院期限の中で、どうすれば自宅復帰できるのかの目標を定め、環境調整を行います。また、ご家族とも情報を共有し、入院中から在宅生活を支えるための準備を行います。
週に1回、行っています。なかなか口から食べられない患者さまに「食べる意欲」をもってもらえるように病院食とは別に、たこ焼きやピザ、ぜんざいなど患者さまの好きな食べ物を提供しています。目の前でたこ焼きやピザを焼き、音やにおいなど五感を刺激して食べる意欲・生きる力の向上を目指しています。実際に患者さまの普段の食事量が増加したり、表情に活気が生まれたりととても有意義な時間となっています。
皆さんそれぞれが目指す看護師像があると思います。自分の目標に向かう中で、不安や悩みが生まれることもあると思いますが、そういう時は勇気を出して周りの人の力を借りましょう!
桜十字福岡病院の先輩方は、優しく丁寧に指導してくださいます。一緒に頑張りましょう!
入職当初は仕事に慣れず緊張していて表情も硬かったのですが、今ではのびのびと仕事ができるようになり、彼の持ち前のやさしさでいつもフロアの雰囲気を和ませてくれるので、患者さまからも職員からも信頼されています。様々な問題に対し、一緒に考えながら対応していく中で私自身も初心に帰って学ばせてもらい、また成長させてもらいました。今後は後輩の指導やサポート、責任のある仕事を任されることが多くなると思いますが、自分の目指す看護師像を忘れずに日々邁進してください。他職種との懸け橋となり、私たちの病棟の核になってくれることを期待しています。
© 2020 Sakurajyuji Fukuoka Hospital.