回復期リハビリテーション病棟で、嚥下障害、高次脳機能障害、構音障害、失語症などの「食べること」「話すこと」に障害のある患者さまを担当し、リハビリを行っています。伝えたいことが伝えられない、話しているけれど言葉をはっきり発することのできない患者さまが多いので、何を訴えているのか耳を傾け、話の流れや動作を見て、汲み取ります。
リハビリをしていくなかで、患者さまそれぞれの性格やキャラクターを掴んで、元々の早口や方言などを理解し、寄り添うように心掛けています。
入職当初、担当の患者さまは1~2名でしたが、現在は10名以上の患者さまの担当をさせていただいています。退院後にその人らしく生活が出来るよう想像しながらリハビリを行っています。
同じ、言語聴覚士の先輩だけでなく理学療法士や作業療法士の先輩も話しかけやすく、職種関係なくコミュニケーションを取りやすい雰囲気です。優しい先輩方に囲まれて楽しく仕事ができています。仕事終わりに食事会などの交流の場を作ってくださるので、仕事がしやすい関係性でいられることに感謝しています。
職種や年齢に関係なく仲が良く、うどん好きの同僚で集まって「うどん会」と称して月1回うどん屋めぐりをしています。職場から近い天神地区や博多駅周辺のお店を開拓中です!
同期とも定期的に集まっています。情報交換をしたり悩みを相談したりできるので、大切な心の支えになっています。
横にも縦にもコミュニケーションが取りやすく、協力し合える職場環境が魅力です。
臨床の経験を積んで、患者さまへの観察力をもっと身につけていきたいです。今後は外部の勉強会や学会にも参加し、幅広く知識を吸収し、言語聴覚士として患者さま、ご家族さまへサポートできることを増やしていきたいです。
高次脳機能障害がある患者さまに対して検査を行い、検査結果を分析します。分析後、どのような訓練をしていくか先輩にアドバイスをもらいながら訓練方針を決めていきます。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を混ぜた3チームで担当患者さまの退院までのリハビリについて意見を交換していく場です。私は言語聴覚士の目線で意見交換します。他職種の考えを知ることで、普段から視点を変えて考える力が身についてきていると実感しています。
コロナ禍で施設見学は制限があったため、病院ホームページやSNSで情報収集していました。また学校の先生や先輩方からも話を聞いて、自分がどんな病院で働きたいかを表にして整理したことが役立ちました。是非、試してみてください!
国試前は1人で勉強することが苦手でサボり癖があったので、似たような友だちを誘って時間割を作り、WEB会議を繋いで勉強しました。勉強している友だちの様子に刺激をもらいながら取り組めたと思います。自分にあった勉強方法を掴んで、国試に臨んでください!
患者さまとのコミュニケーションがうまくいかず、いつも明るい笑顔の彼女も壁にぶつかることがあります。しかし、そんなときでも諦めずに、積極的に先輩に相談し、「私がやります!」とチャレンジする姿にはいつも感心させられます。そして気がつけば、患者さまもいつの間にか彼女と笑顔でリハビリに取り組んでいます。患者さまを想う姿勢が、患者さまにも伝わっているんだなと感じられます。患者さま想いの彼女が今後さらに活躍する姿を楽しみにしています。
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