令和7年7月1日、北海道科学大学より春名弘一先生をお招きし、当院の療法士を対象とした院内勉強会を開催しました。
テーマは「片麻痺歩行のフォアフットロッカーを補助する逆オメガ型シューインサート(ROSI)の開発」。講演では、片麻痺患者の歩行特性と前足部ロッカー破綻のメカニズム、ROSIの開発経緯と歩行解析で確認された効果検証まで、多角的な視点から解説いただきました。参加者からは「臨床に直結する具体的なアイデアが得られた」「歩行分析と装具開発の最新知見を同時に学べた」といった声が多く寄せられ、片麻痺患者へのアプローチを見直す貴重な機会となりました。
当院では、臨床実習を受け入れている教育機関との連携強化に努めております。その一環として、実習指導などで当院へお越しの先生方に講師をお願いし、院内勉強会を開催する取り組みを始めました。
この取り組みを通じて、当院スタッフの学びの機会を充実させるとともに、実習生がより安心して学べる環境づくりを今後も推進してまいります。


(Posted by リハビリテーション部)