外出リハビリイベントを開催 公共交通機関にチャレンジ!

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2022/08/09

外出リハビリイベントを開催 公共交通機関にチャレンジ!


7月23日、桜十字福岡病院の訪問リハビリテーションの利用者さまとそのご家族を対象に、外出リハビリイベントを開催しました。コロナ禍の影響により、参加人数の増減がありましたが、利用者さまとそのご家族が4名、医師1名、リハビリスタッフ6名の計11名が参加しました。

参加者からは「外出の前に美容室へ行って髪を整えてきた」「参加することが決まってから、自分の身の回りのことや家事を積極的にしてくれるようになった」との声が聞かれ、開催前から楽しみにしている様子でした。

福岡市は、人口約162万人を有しており、東京23区を除いた全国の市でも5番目に人口の多い都市です。都市部に住む高齢者や障がい者にとって公共交通機関の利用ができることは、買い物や通院、通勤といった生活に不可欠な作業から社交や趣味活動といった楽しみ活動に繋がると言われています。そこで、イベントのメインテーマを『公共交通機関の利用体験』とし、外出のきっかけ作りや、普段の生活のなかでの楽しみ活動につなげることを目標にしました。福岡空港は、福岡市地下鉄空港線の駅と直結しており、バリアフリー化も進んでいること、熱中症やコロナ感染対策を講じやすいことから外出先として選定しました。

交通機関の利用は、乗り口の段差昇降や人の多い車内での移動、料金の支払い時の荷物の出し入れなど、多くの課題を伴います。そのため、1家族に2名のスタッフが帯同して自宅までの送迎をサポートすることで、安心して公共交通機関にチャレンジできるようにしました。

地下鉄福岡空港駅の改札口に集合し、リニューアルして綺麗になった展望デッキへ。当日は快晴で見晴らしもよく、離発着する飛行機を眺めながら「前はしょっちゅう飛行機に乗って出張に行ったよ」「早くまた旅行に行きたいね」と楽しそうに話されている姿が印象的でした。

眺望を楽しんだ後、参加者はリハビリスタッフと共に空港内を散策し、階段やエスカレーターにも挑戦していました。その間にご家族は、スタッフも交えながら、介護の悩みを相談しあいました。初めこそお互いに緊張した様子でしたが、終盤は「まだまだ時間が足りない!」と言っていただけるほど大いに盛り上がりました。自由時間には、空港内のショップを巡り、一緒に来られなかったご家族へもお土産を渡すことができ、より良い記念になりました。

今回は1回目の開催で至らない点も多かったと思いますが、「退院してから初めて遠方に外出できて本当に楽しかった」「家族だけだと不安でなかなか外出ができなかったのでいい機会を作ってもらった」と嬉しいお声をたくさんいただきました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

次回は秋ごろの開催を予定しております。たくさんのご参加楽しみにお待ちしております。

 

訪問リハビリテーションについては訪問リハビリテーションのページをご覧下さい。
(Posted by 訪問リハビリテーションスタッフ)

     

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