先月、簀子公民館にて地域の方々を対象とした「健康寿命を延ばす秘訣とは」を開催しました。前回、コロナウイルスの影響で中止したことにより2か月ぶりのイベントとなりました。今回は前半に講義、後半に運動を行いました。今回は講義の内容についてお伝えします。
当日は当院の理学療法士が講師を務めました。

健康寿命とは…
今回の講義のテーマである「健康寿命」についてお話しします。まず皆さん、「平均寿命」と「健康寿命」の違いはご存じですか？「平均寿命」とは0歳における平均余命のことで、「健康寿命」とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことをいいます。2021年の日本人の平均寿命は男性が81.4歳、女性が87.5歳と高いです。なぜ平均寿命が高いのか、理由としては予防医療や医療が発展しているからです。世界の平均寿命ランキングでは日本が1位、スイスが2位、3位がスペインとなっており、どの国も食生活が良く、空気が澄んでおり、医療が発展しています。しかし、日本は平均寿命と健康寿命の差があり、その差を埋める必要があります。要するに、日本は不健康の時間が長いのです。平均寿命は高いですが、寝たきり状態で介護が必要になるなど。誰かの手がないと生活できないということです。理想の年の重ね方は「ピンピンコロリ」。亡くなる直前まで元気で生活できる状態ですね。

健康寿命を延ばすには…
では「健康寿命」を延ばすには、老化・認知症・脳血管疾患の予防になります。この3つの予防対策としては日ごろの食事と運動が大切になります。近年では、食生活の欧米化により糖尿病のリスクが高まっています。そこで毎日の食事に足りない栄養がないか「さあにぎやかにいただく」を意識してみましょう。さかな・あぶら・にく・ぎゅうにゅう・やさい・ かいそう・ いも・たまご・だいず・くだものを取っているかぜひ確認してみてください！

参加した方からは、「普段意識はしているけど運動は継続しないとだめよね！」と今回のイベント通してより健康について意識が高められたようでした。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
次回の健康教室は「すっきり！尿もれ予防教室」を予定しています。

　
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（Posted by 広報）