10月22日、桜十字福岡病院の訪問リハビリテーションの利用者さまとそのご家族を対象に、福岡市科学館での外出リハビリイベントを開催しました。第2回となる今回は参加人数も増え、利用者さまとそのご家族が6名参加。医師、リハビリスタッフなども含め、計18名にて行いました。
参加者からは「久しぶりに遠出するからワクワクする」「しっかりお化粧もして準備万端よ」との声が聞かれ、大変楽しみにしてくださっていました。
今回はイベントのメインテーマを『公共交通機関の利用体験、身体障害者手帳を使用しての公共施設の利用体験』とし、身体障害者手帳をお持ちの方を対象として、外出のきっかけ作りや、普段の生活の中での楽しみ活動につなげることを目標にしました。
身体障害者手帳を使うことで、交通機関の割引はもちろん、公共施設や映画館、娯楽・レジャー施設や携帯電話の基本料金などの割引サービスを受けることができます。
福岡市科学館は、身体障害者手帳を提示すれば本人と同行者1人は無料になります。また、地下鉄やバスでのアクセスもしやすく、同じ建物内にカフェやスーパーもあるため、今後の外出先として利用しやすい場所です。そこで、手帳の利用体験を含めて福岡市科学館に選定しました。
バスや地下鉄では、乗り口の段差昇降や人の多い車内での移動、身体障害者手帳の提示など多くの課題を伴いますが、自立に向けて極力介助を行わず一人でチャレンジできるようにサポートしました。
福岡市科学館前では、リハビリスタッフと共にエスカレーターへの挑戦や、写真撮影を行いました。「昔、通っていたけどこんなところに科学館があるなんて知らなかった」「こんなに綺麗になったのね」とワクワクされている姿が印象的でした。
プラネタリウムでは、薄暗くなっている中での歩行や段差昇降、座席に向かうまでの横歩きやリクライニングする椅子への着座など多くの課題がありましたが、一人ひとり注意して移動できていました。
自由時間には建物内のショップやカフェを巡り、ご家族へのお土産を購入したり、カフェでコーヒーを飲みながら休憩したりすることができ、より良い記念になりました。
第2回目の開催でしたが至らない点も多かったと思いますが、「退院してから初めてバスの乗り継ぎができた」「色々なお店があって見足りないからまた来たい」「ポップアップショップがあって楽しかった」と嬉しいお声をたくさんいただきました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
第3回は、11月12日に博多駅での外出リハビリイベントを開催しました。近日、当日の様子をご報告いたしますので、お楽しみに。
第1回の様子はコチラからご覧ください
訪問リハビリテーションについては訪問リハビリテーションのページをご覧下さい。
(Posted by 訪問リハビリテーションスタッフ)