R5年12月2日、当院の訪問リハビリを利用されている利用者さまとそのご家族を対象に、外出イベントを開催しました。第6回となる今回は、利用者さまとそのご家族7名が参加してくださり、医師、リハビリスタッフなどを含めて計17名が参加しました。
参加者からは「美味しいものを食べに行きたい」「暖かい服を買いに行きたい」との声が聞かれ、開催前から大変楽しみにしてくださっていました。
今回のイベントは、退院後の外出に不安がある方、公共交通機関の利用や、電動車いすを練習中の方などを対象としました。普段のリハビリでは実施できない遠方への外出や公共交通機関の利用を一緒に経験することで、外出に対する不安を払拭し、外出自立や外出範囲の拡大に繋げたいと考えました。
博多駅は、建物内に商業施設や飲食店が多く、多目的トイレやエレベーターなどのバリアフリー設備も充実しています。また、九州最大の駅であり、郊外への外出や旅行の際にもよく利用されるため、今後の外食や買い物を目的とした外出以外にも、より広範囲の外出に繋がるきっかけになると考えました。
退院後の不安が多く外出ができていない方や、外出にスタッフによる介助が必要な方には、外出前の支度の段階からスタッフが介入し、公共交通機関の利用なども手厚くサポートを行いました。
この時期ならではのクリスマスマーケットで食事や買い物をされ、知り合いが勤めているパン屋に買い物に行くなど、各々が存分に楽しんで過ごされていました。「買った服で出かけたい」「家族にお土産を買って帰ろう」と久しぶりの外出を大変喜ばれていました。また、ご家族からも「1人で外出してくれるきっかけになって良かった」とお喜びに声を頂きました。
至らない点も多かったと思いますが、「今度は友達とも遊びに行く」「長く歩くことが出来たのが自信に繋がった」などと嬉しいお声を沢山いただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
次回は、春ごろの開催を予定しています。
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(Posted by 訪問リハビリテーションスタッフ)