先日、ヒューマニティケア福岡4期生6名の事例発表会と修了証書授与式を開催しました。
今年の4月から約半年間にわたり続いた本研修は、本来の看護業務を行う多忙な日々のなか、業務と研修とを両立させながら無事修了することができました。これも修了生の努力の賜物です。
決意表明では、これまでのNICDの取り組みを振り返り、思わず涙する修了生もいました。
今後、現場において、習得した知識や技術で活躍を広げる修了生のこれからのご活躍を祈念いたします。
【NICD(生活行動回復看護)とは?】
主に意識障害・寝たきり(廃用症候群)の患者さまが移乗・移動・食事・排泄など生活に関わる生活行動を「可能な限り自分でできるように」支援することを目的とした看護ケアです。身体調整看護技術・身体開放看護技術・生活行動再獲得技術の3つの要素からアプローチを行います。
このNICDを学ぶ研修を桜十字では「ヒューマニティケアエキスパート研修」と呼んでいます。
詳しくはホームページをご覧ください。
ここで、決意表明の一部を紹介します。
NICDを通して意識障害があったり、寝たきりであるからといって「できない」と決めつけるのではなく小さなことでも何ができるのか、どの日常生活へつなげられるのか、できることを探して、失っていた生活行動獲得へつなげていくことが私たちの役目だと感じられました。ふとした変化で回復の機会があることに気づけるよう今後は患者と関わっていきます。また、1人ではできないのでスタッフと協力して皆でその人らしい生活を取り戻せる支援を行っていけたらいいなと思います。
看護師
この度NICDの発表をさせて頂くことが出来ましたこと、それに伴い私にご協力をして下さった方々に感謝致します。ありがとうございます。今回関わらせて頂きました患者さまに対するご主人の思い(ご家族)の熱さや愛情の深さを感じさせて頂きました。ご主人が毎日面会に来られる様になり日々ご主人に見せる患者さまの姿に感動しました。今回学んだことを微力ではありますが、1人でも多くの患者さまに関わって行くこと、そしてスタッフの皆さんに伝授して行ける様に日々努力して参ります。
介護士


桜十字福岡病院・桜十字大手門病院では一緒に働く看護師・介護士を募集しています。今回の修了生の中にも、桜十字のNICDを希望して、入職された方がいます。ぜひ、興味を持った方はご連絡ください。
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ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
(Posted by 看護部)

