11月12日、桜十字福岡病院の訪問リハビリテーションの利用者さまとそのご家族を対象に、博多駅での外出リハビリイベントを開催しました。第3回となる今回は、利用者さまとそのご家族が5名参加してくださり、医師、リハビリスタッフなどを含めて計16名にて行いました。
参加者からは「3年ぶりに博多駅に行く」「久しぶりに出来立ての料理を食べられるのが楽しみ」との声が聞かれ、開催前から楽しみにしている様子でした。
今回のイベントのメインテーマを『障害やコロナ禍で外出ができていない方の外出サポート』としました。久しぶりの外出を通して、活動に対する意欲や食事に対しての意欲の向上を図ることが目標です。
博多駅は、建物内に商業施設や飲食店が多く、多目的トイレやエレベーターなどのバリアフリー設備も充実しています。また、九州最大の駅で郊外への外出や旅行の際にもよく利用されるため、今後のより広範囲の外出につながるきっかけになると考え、外出先として選定しました。
今回は車いすでの外出が初めての方が多かったため、安心して外出を楽しんでいただけるように、外出前の支度の段階からスタッフが介入。タクシーの乗降や地下鉄の利用なども手厚くサポートを行いました。
昼食は、JR博多シティのくうてんや博多駅構内にある博多デイトスでそれぞれが自分の食べたいものを選び、串揚げやごまサバなどをとても嬉しそうに完食されていました。「普段は総菜ばかりだから、久しぶりに揚げたてを食べた」「ラーメン、和食、いろいろ気になるものが多くて迷ったよ」「いつもより沢山食べられた」と笑顔で話され、久しぶりの外食を大変喜ばれていました。
昼食後には、クリスマスカードや来年のスケジュール帳を購入したり、気になっていたパン屋さんへ行ったりするなど、存分に楽しんで過ごされていました。
ある方は数十年ぶりの同窓会へ参加するため、年末に県外へ行く予定があるとのこと。そのため、リハビリスタッフが一緒に新幹線口までの経路や身障者用トイレの確認を行い、ご本人とご家族へ外出時のアドバイスを行いました。
至らない点も多かったと思いますが、「安心して外出ができて良かった」「まだまだ行きたいところがあるから、また博多駅に来たい」など嬉しいお声をたくさんいただきました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
次回は、春ごろの開催を予定しております。たくさんのご参加楽しみにお待ちしております。
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訪問リハビリテーションについては訪問リハビリテーションのページをご覧下さい。
(Posted by 訪問リハビリテーションスタッフ)