桜十字グループ元看護部特別顧問:紙屋先生がフローレンス・ナイチンゲール記章を受章

HOME >  新着情報 > 桜十字グループ元看護部特別顧問:紙屋先生がフローレンス・ナイチンゲール記章を受章

2025/08/06

桜十字グループ元看護部特別顧問:紙屋先生がフローレンス・ナイチンゲール記章を受章

熊本市にある桜十字病院の元看護部特別顧問 紙屋克子先生が、世界の看護職の中でも極めて顕著な功績を残された方に贈られる「第50回 フローレンス・ナイチンゲール記章」を受章されました。

本記章は、赤十字国際委員会(ICRC)が授与する、看護界で最も栄誉ある章です。人道的精神に基づいた看護の実践と、その貢献が著しい看護職に対し、2年に一度贈られます。今回の受章者は、世界17の国と地域から35名が選出され、日本人はわずか3名。そのひとりとして、紙屋先生のご功績が世界に認められました。

授賞式は7月31日(木)、東京都港区にて皇后陛下のご臨席のもと、厳かに執り行われました。会場には多くの関係者が集まり、受章者の皆さまの歩みに、心からの敬意と祝意が送られました。


受章された先生方(中央:紙屋先生)

紙屋先生のご受章に関する記事はこちら


紙屋先生は、日本を代表する意識障害看護の第一人者として広く知られています。
意識や身体機能の回復をめざす看護を、明確な支援プロセスとして体系化し、数多くの医療現場においてQOL(生活の質)の向上に寄与されました。
熊本の桜十字病院では、2024年まで看護部特別顧問として、体位変換技術やバランスボールを用いた拘縮改善技術のご指導など、生活行動回復看護技術(NICD)の指導者として多大なご協力をいただきました。


桜十字福岡病院での取り組み

桜十字福岡病院では、紙屋先生が実践・指導されてきた技術をもとに、患者さまへNICD看護を行っています。
それは、意識レベルの低下や、体を動かすことが難しくなった方々に対し、もう一度、その人らしい生活を取り戻すという、希望を決して諦めない当院看護部の想いにも通じるものです。
患者さまの反応を注意深く観察し、「ひょっとしたらこれができるかもしれない」と看護のみる力で想像することによって患者さまの可能性を見出し、これらの「できるかもしれない」を看護実践に導きます。

NICD看護についてはコチラ

 

現在、桜十字福岡病院では、一緒に働く看護師・介護士を募集しています。最近では、「NICDヒューマニティケアに挑戦してみたい!」という思いを持って入職される方が増えています。
少しでも興味をお持ちの方は、ぜひご応募ください。

人事LINE エントリーフォーム

(Posted by 看護部)

     

新着情報

Information