地域包括ケア病棟で力を入れている取り組み「食思向上」プロジェクトで「流しそうめん」の会を実施しました。
〈食思向上プロジェクトとは〉
食思向上とは、なかなか口からお食事を食べられない患者さまに、病院食や補助食品で栄養を補うのではなく、好きなものを美味しく楽しく食べていただこうという取り組みです。これにより、食欲以外の様々な意欲の向上、ひいては生活の質の向上にもつながっていくと考えています。
今回の「そうめん流しの会」では、電動そうめん機を使用して行いました。
食材は、そうめん・卵焼き・生姜・ネギを、ドリンクには炭酸飲料をご用意。BGMに「青と夏」の音楽を流すなど、夏らしさを盛り上げます。
みなで美味しくいただくなか、流れてくるそうめんを自分の手で掴みたいと、思わず立ち上がってしまう患者さまや、楽しそうな声をあげている患者さまも!流れるスピードが早く、そうめんを掴むのに苦戦されている方もいらっしゃいましたが、自分の手で掴めた際には、キラキラとした表情に変わるなど、とても賑やかな時間となりました。
患者さまからは「普段はあまり食欲がないけど、美味しく食べられた」「楽しい気分で食べられた」「昔、家族でそうめん流しをしたことを思い出して嬉しかった」等お喜びの声もいただき、沢山の笑顔が溢れるイベントとなりました。
時には好きなものを美味しく楽しく食べることで、食欲向上に繋がります。
今後も、患者さまの様々な意欲向上に向け、取り組みを続けてまいります。